年の暮れ
令和6年ももうすぐ暮れる。
今年は元日の震災におののき、2日にも大きな事故、
幸先が思いやられてスタートした。
スポーツ界では大きな功績がいくつもあったものの、
暑くて長い夏が続き、政界の醜聞や著名人の訃報など、
こころ楽しめない出来事も多かった。
個人的にはボランティア的な活動が忙しく、
好きな山登りにもほとんど行けなかった。
せめて、せめて白銀の山の夜明けが見たいと思い、
快晴の朝まだき、暗いうちに家を飛び出した。
期待してたほどには赤く染まらなかったものの、
清澄な山々の姿を拝むことができた。
やれやれ今年もなんとか年を越せそうと安堵していたら、
親しい友人のお母さんが亡くなったとの連絡が入った。
これからの異常事態を告げるような令和6年の終わりに、
友人にとってはさらに切ない年の瀬となってしまったのだった。
あまり希望を持ちすぎたり、楽観視してもいけないのだけれど、
そうはせっても、来る年がいい年であることを祈りたい。