志の輔落語
2024/04/26
ずいぶんと不可解な番組の終了の仕方をしたNHKの「ためしてガッテン」、
落語家の立川志の輔さんがずっと進行役をつとめていた。
番組終了以来、志の輔さんを見る機会がぐっと減ってしまった。
薬のCMくらいか。
私を含めて、寂しい思いをしていた方は大勢いたのではないだろうか。
4月22日に、北野文芸座で志の輔さんの独演会があった。
久しぶりのことであり、とても楽しみにしていた。
語り口は、「ガッテン」を落語調にしてもらったと思えばいいか。
少々ままやく感じも番組と一緒。
でも、名人の芸というものは不思議なものだ。
目の網膜は間違いなく落語家を映している。
でも脳の中には、落語家の語る情景が創造される。
眼球のピントは落語家にピッタリ合っているのに、
脳内に創造された映像によって、微妙にゆらぐ。
それほど名人の語りに引き込まれてしまう。
そこに志の輔さんは、すっとぼけたギャグをいれる。
そのすっとぼけ具合が誠に絶品なのだ。
もう腹を抱えて笑うしかない。
志の輔さんの落語の良さを文章で表現することは、
やはりむずかしい。
落語をきいて大声をだして笑う幸福感は、会場に足を運んで、
落語家と同じ空気を吸って味わうのが一番なのではないだろうか。
当夜は、ほの暖かい春の宵、
満月に近い月が、雲から出たり隠れたり、
心地よく夜道を帰ることができたのであった。
落語家の立川志の輔さんがずっと進行役をつとめていた。
番組終了以来、志の輔さんを見る機会がぐっと減ってしまった。
薬のCMくらいか。
私を含めて、寂しい思いをしていた方は大勢いたのではないだろうか。
4月22日に、北野文芸座で志の輔さんの独演会があった。
久しぶりのことであり、とても楽しみにしていた。
語り口は、「ガッテン」を落語調にしてもらったと思えばいいか。
少々ままやく感じも番組と一緒。
でも、名人の芸というものは不思議なものだ。
目の網膜は間違いなく落語家を映している。
でも脳の中には、落語家の語る情景が創造される。
眼球のピントは落語家にピッタリ合っているのに、
脳内に創造された映像によって、微妙にゆらぐ。
それほど名人の語りに引き込まれてしまう。
そこに志の輔さんは、すっとぼけたギャグをいれる。
そのすっとぼけ具合が誠に絶品なのだ。
もう腹を抱えて笑うしかない。
志の輔さんの落語の良さを文章で表現することは、
やはりむずかしい。
落語をきいて大声をだして笑う幸福感は、会場に足を運んで、
落語家と同じ空気を吸って味わうのが一番なのではないだろうか。
当夜は、ほの暖かい春の宵、
満月に近い月が、雲から出たり隠れたり、
心地よく夜道を帰ることができたのであった。
この記事へのコメント
志の輔さんの高座、さすが名人芸ですよね。
私の席は、1階ち行17列。
たっぷり笑わせてもらいました。
Posted by ロミママ at 2024年04月27日 08:05
ロミママ様
私も大いに笑かしてもらいました。
至福の時間でしたね。
それにしても、落語家の頭の中はどうなっているのでしょう。
ものすごい能力に思えて仕方がありません。
Posted by 上穂悠生 at 2024年04月27日 20:48