オリオン座

今朝、4時過ぎに目を覚ましたら、
台風一過の夜明け前の空に、オリオン座がまたたいていた。
ほぼ真南の方角であった。




ちょっとわかりづらい写真で申し訳ない。

天球は1年をかけて1周する。
1日にほぼ1度、右へ(西へ)移動していく。
3ヶ月後の年末、
オリオン座が南天に到達するのは夜の10時くらい。
冬の星座の本番だ。

2つの台風が夏を追い払ってくれた。
秋らしい気候になったのはありがたいが、
日本列島にひどい傷あとを残していった。
やれやれというところか。

少年時代、ポプラ社刊、江戸川乱歩作の探偵小説をよく読んだ。
その中の一つ「影男」の口絵に、不思議な絵があり、
内容以上に印象に残ってしまった。




のちに、魚眼レンズというものを使って写真を撮ると、
その絵のような映像になることを知った。

あの絵のような映像を撮ってみたいという興味があり、
中古品ではあったが、魚眼レンズを前に入手した。
が、あまりにも特殊なレンズのため、使い勝手が悪くほとんど使うことがなかった。

話は変わるが、いまのデジタルカメラはすごい。
素人の私にも、マニュアルの手順に従えば、星空の写真が撮れる。
さっそく、魚眼レンズを使用してみた。



まだまだという感じだが、
試行錯誤を繰り返せば、
そのうち素晴らしい満点の星空を撮影できるようになるのだろうか。

このところの朝焼けの美しさに、ひたすらシャッターを切った。


朝焼け、夕焼けをデジタルカメラで撮るのだが、
カメラの背面でモニターしてみると、
眼前の風景とあまりにも違ってがっかりすることがある。
目の前は真っ赤なのに、モニターでは青味がかってまったく赤が乗っていない。

長いことフィルム写真だったため、どうしたらよいのかよくわからなかったが、
わりと最近になって、ホワイトバランスというものの調整で、
実際の色に近づけることを知った。
さらには、実際の景色以上に美しい映像にでき得ることも了解した。

修正前


修正後


赤くやけた雲の間に見える空の、青磁のような青緑色が好きだ。
1枚目の写真は、そんな若草色を出すために、いろいろ試みたものだ。
「修正」の範囲内と思っているのだが、
デジタル映像の世界は、「加工」との区別がよくわからない。

次の写真は、ポジフィルムをスキャンしたもの。
だから何の手心も加えていない。


本来の目的は「噴湯丘」を見ることであった。温泉の噴出物が塔状をなしたもので、国の天然記念物だという。



残念ながら、川が増水していて、対岸にある噴湯丘には近づくことができなかった。

大町市郊外の湯俣温泉「晴嵐荘」さんにお世話になった。



杣道を3時間かけて歩かなければたどり着くことができず、
数ある秘湯の一つとされている。
白濁した湯は、3時間の汗を流してくれて、まことに心地よかった。

近くの河原でも湯が湧き出ている。



川の水と混ぜてちょうどよい湯加減にできれば、かっこうの温泉となる。
そんな湯を楽しむ家族があり、うらやましかった。

ただ、秘湯の悔しいところは、帰り道で再び汗をかいてしまうことであった。
結局、山からおりて大町温泉郷に立ち寄ることになったのであった。

< 2022年09>
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