朝、日が昇る前、あるいは夕方の日没後、まだ空が明るい「薄明」、
この薄明には用途によって3種類あることを、
国立天文台のホームページに教えてもらった。
太陽の中心が水平線の下、何度までに位置しているかによって区分されている。
  常用薄明  水平線下  6度まで
  航海薄明  水平線下 12度まで
  天文薄明  水平線下 18度まで

先日のこと
空気の澄んだ冬の夜明け
満ちた月が沈み行くのを見た
紫色に染まった空
高妻山の薄明に



2月に入って、北信は雪に見舞われている。
でもここ何年、総じて雪が少ない。
小さい頃から雪景色を見慣れてきた身には、
雪のない荒涼とした冬枯れの風景はちょっと寂しい。
でもこの季節、信濃町あたりまで足をのばせば雪だらけ、
少しほっとするのは、雪国育ちのためだろうか。

先日、そんな雪景色を見に出かけたら、
雪におおわれた田園の上に、さらに霧があらわれ、
白い幽玄の世界となったのであった。



余寒お見舞い申し上げます。

年々降る雪の量が減ってきて、
雪かきに労力を費やすことが少なくなったと喜んでいたら、
寒をすぎて、今年も思わぬ大雪に見舞われた。
今年もというのは、昨年も2月5日に30センチを越える積雪があったからだ。
今年は8日の土曜日、長野市街地の北部は激しい降りであった。
聞くところによると、犀川から南はさほどではなかったようなのだが、
善光寺界隈は30センチ近く積もったと思う。

そんな土曜日の夜、善光寺の灯明祭りにいった。
毎年そんなに変わりばえしないのだと思うけれど、
やはり足を向けてしまった。



中央通りも黄金色に輝いて、
雪の夜の幻を楽しんだ。



NHKの大河ドラマ「べらぼう」を見ている。
主人公は江戸時代のメディア王・蔦屋重三郎。
正直、歴史上の人物としてはまったくのノーマークだった。
しかし、蔦重に連なる有名人はたくさんいる。
喜多川歌麿、葛飾北斎、十返舎一九、滝沢馬琴などなど
中でも、謎の浮世絵師・東洲斎写楽ははずせない。




写楽については、梅原猛の「写楽 仮名の悲劇」でいろいろと教えてもらった。
写楽は阿波の能楽師という説が流布しているけれど、
これは最初に写楽を評価した外国人が、
そうだと信じてしまったことによるらしい。
梅原は別の説を立てている。

写楽にあてはまるのは、
1 絵がとっても上手い
2 当時演じられていた歌舞伎に精通している
3 突然現れ忽然として消えた理由がうまく説明できる
そういう人物でなければならないらしい。
さらに梅原は、
写楽の絵と、いろんな画家の絵を、詳細に見比べて分析している。
梅原の説が絶対ではないとは思うが、
関心がある方は同書をお読みいただきたい。

はたして「べらぼう」では、写楽をどのように扱うのだろう。
そして、写楽を演じるのは誰なのか?
いまから興味が尽きない。

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