2022/05/29
白樺 青空 南風
岩手県出身の千昌夫さんが歌う「北国の春」、
歌詞に登場する「ふるさと」は東北をイメージしていた。
作詞のいではくさんが南佐久郡南牧村の出身と知って、
長野県が北国であってもいいのかと、
妙に納得してしまった。
同じ南佐久郡の佐久穂町にある八千穂高原は、白樺林が有名だ。
新緑の白樺を見に出かけた。

トウゴクミツバツツジは既に盛りを過ぎ、
レンゲツツジはまだツボミを蓄えている状態であった。
どうも、白樺のうまい引き立て役がない。

ウグイスの鳴き声をハルゼミがかき消し、
遠くでカッコウが鳴いていた。
音声は写真にできない。
近くのカラマツ林の樹影では、ベニバナイチヤクソウが、
目立たず、本当に目立たずに、開花に備えていた。

地道な人生を生きてきた人のようなひそやかさであった。