「えーっ、ウソだろ!」と思ったのでした。
描く草花は、牧野富太郎にも負けないくらいの繊細なタッチ。
書かれた文字は、私のものよりもよっぽど味わい深いのです。
口にはさんだ筆で、これらを描いたとはとても思えないのでした。

旅の途中で、道の駅「富弘美術館」に寄ったのでした。
群馬県桐生市から栃木県日光市に抜ける国道122号沿い、
詩画作家、星野富弘さんの美術館で、
「月にうさぎがいた頃のこと」という特別展をやっていたのでした。



星野さんは、体育教師になってほどなく、
授業中の事故で体が不自由になってしまったのです。
ついぞ体の自由を取り戻すことはできなかったですが、
9年間の長い入院生活の中で、口で描く技術を習得したのでした。
星野さんの絵は、皆さんもどこかで見たことがあるのではないでしょうか。
改めて美術館で拝見したのですが、
名人芸としか言いようのないものでした。
絵に添えられた詩も、しみじみと心に届くものでした。



星野さんへのインタビューの映像もありました。
人生への「悔い」というものもあったでしょう。
でも厳しい逆境を乗り越えてきたとは思えないほど、
穏やかでやさしい顔をされておりました。

< 2023年06>
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