未丈ガ岳(みじょうがたけ)
名前は聞いたことがあるのだけれど、その程度であった。
登山当日の数日前に、友人から持ちかけられた。
ガイドブックによれば、
新潟県の山奥の山奥にある。
ダムを造るための道路ができて、
アプローチがしやすくなったということだ。
標高は1553m、里山に棒を振ったくんなもんだと、
高をくくってしまったのが大きな間違いであった。

登山口を少し行くと、向こうから三人組が来る。
もう登頂を終えたのかと思ったら、そうではなかった。
グループの中に高所恐怖症の者がいて、
この先の一本橋を渡れなかったので撤退してきたという。
(ええっ!そんなに大変なの?)
いきなり、暗雲が漂う。

くだんの橋は、編み目状の鉄製で幅1.5mほど、
さして恐いものではなかったのだが、それからが大変だった。
急登の連続、ちょっと危ない箇所がいくつかあった。
途中、標高974mの三角点がある小ピークがあり、
山頂がよく見える。
ガイドによれば、さらに2時間以上かかるようだ。



遠慮のない急登が続き、
よくまあ山頂にたどり着けたものだ。
ただ、山頂からの眺望は素晴らしかった。
新潟、群馬、福島に連なる数々の山が十重二十重と望まれる。
残念ながら、越後駒ヶ岳や荒沢岳は雲に隠れてしまっていたが、
守門、浅草、御神楽岳といった山々が目の前に見えた。



不思議なことに山頂直下の傾斜地に草原がある。
スキー場ではないのかと思えるくらい。
すでに草紅葉状態であった。



「未」という字は十二支の「ひつじ」とも読めるので、
未丈ガ岳は十二支の山にもなっているそうだ。

それにしても登り4時間、総行動時間は8時間、
3ヶ月半ぶりに山登りをする身にはつらいものがあった。
大腿四頭筋の鍛錬が足りていないことを痛感したのであった。

< 2024年10>
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