白虹日を貫く

 令和元年4月28日、松本地方で奇っ怪な虹が見られた。
白虹日を貫く

 正しくは、「環水平アーク」という。目の高さに現れるので、比較的見つけやすいが、この日のものは、大きくて鮮やかだった。多くの人が気づいたと思う。
 太陽の高度が高くなるこれからの季節が、観測できるチャンスだ。空を仰いで、見つけてみたい。上空に浮かぶ氷の結晶が原因となるので、寒気が入り込んだ時がいいのかもしれない。暑い夏が近づく前だろう。

 この日は、同時刻ほぼ真上に、さらに珍しい光学現象が見られた。
白虹日を貫く

 太陽を通過して円を描くこの輪、「幻日環」という。草思社の「雲のカタログ」によると、環水平アークよりレア度が高い。
 「白虹日を貫く」という言葉がある。(この「白虹」は、霧の中にできる霧虹の「白虹」とは別物だろう。)太陽を君主に見立てそれを貫くので、中国では不吉な現象とされたらしい。
 非常に珍しい現象を目撃したので、自分として吉兆と思いたかった。しかし、あれから1年も経たずに新型コロナウイルスが世界中に蔓延してしまった。やはり不吉の兆しであったか・・・。

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