神秘の池
2022/08/25
北安曇郡小谷村の山奥に、池と呼ぶには大きくて、湖にしてはやや小さい「風吹大池(かざふきおおいけ)」というものがある。

大上段な題名にしてしまったが、実はそんなにたいしたことはない。
ウルトラマンやウルトラセブンで育った私のような世代には、湖面がピシャッ、ピシャッと光って、今にも怪獣が飛び出してくる、そんな雰囲気が漂っている池に思えただけなのだ。
池のほとりの「風吹山荘」という山小屋のご主人から、コーヒーをいただいた。
小屋のご主人は兵庫県の出身で、北海道でタコ漁をしたこともあるそうだ。
奥さんは福島県の出身、お二人は唐松岳の山小屋で働いていたときに知り合ったそうだ。
その二人が今、小谷村に住んでいる。
人のえにしとは不思議なものだ。
風吹大池は、山道を2時間かけて登らなければならない山奥。主要な山とは離れていることもあり、今回の山旅で出会ったのは、ご主人をふくめてたった7名であった。
でも、ヘビには会った。登りで2回見かけた。もう1回見ればきっといいことがあるだろうと願をかけた。
案の定、下りでヘビと遭遇した。まだら模様で、振ったしっぽから、カタカタカタ・・・と音が出ている。初めて見る、珍しいヘビだった。
どうやら、そんなヘビに出会えたことが、いいこととなってしまった。

下界で30度を超えたこの日、池のまわりではすでにミヤマアキノキリンソウが咲きはじめていた。

大上段な題名にしてしまったが、実はそんなにたいしたことはない。
ウルトラマンやウルトラセブンで育った私のような世代には、湖面がピシャッ、ピシャッと光って、今にも怪獣が飛び出してくる、そんな雰囲気が漂っている池に思えただけなのだ。
池のほとりの「風吹山荘」という山小屋のご主人から、コーヒーをいただいた。
小屋のご主人は兵庫県の出身で、北海道でタコ漁をしたこともあるそうだ。
奥さんは福島県の出身、お二人は唐松岳の山小屋で働いていたときに知り合ったそうだ。
その二人が今、小谷村に住んでいる。
人のえにしとは不思議なものだ。
風吹大池は、山道を2時間かけて登らなければならない山奥。主要な山とは離れていることもあり、今回の山旅で出会ったのは、ご主人をふくめてたった7名であった。
でも、ヘビには会った。登りで2回見かけた。もう1回見ればきっといいことがあるだろうと願をかけた。
案の定、下りでヘビと遭遇した。まだら模様で、振ったしっぽから、カタカタカタ・・・と音が出ている。初めて見る、珍しいヘビだった。
どうやら、そんなヘビに出会えたことが、いいこととなってしまった。

下界で30度を超えたこの日、池のまわりではすでにミヤマアキノキリンソウが咲きはじめていた。