義仲の手紙

よもや、自分が出した手紙が800年後、
国の宝になるなんて、これっぽっちも思っていなかったことだろう。
木曽義仲が発出した「木曽義仲書状」という手紙である。
裏側にも文字が書かれている。
この手紙は、何かの包み紙として再度利用されたらしい。
そんな扱いを受けたのだけれど、現在国宝となっている。
木曽義仲本人の自筆である可能性もあるという。

義仲の手紙

(写真撮影可となっていました。)

狼藉者のイメージが強い木曽義仲を、愛した人もいる。
有名なのは松尾芭蕉!
滋賀県大津市に義仲寺(ぎちゅうじ)というお寺がある。
義仲が討たれた場所に建てられたという。
芭蕉はそこに眠っている。

近代では、芥川龍之介も義仲を愛した一人。
長野県立歴史館で現在開催されている「疾風怒濤 木曽義仲」展で教えていただいた。
風雲児であった旭将軍 木曽義仲、
わたし的には、中国の項羽を彷彿してしまうのだが、いかがだろう。

義仲に関わる遺物というものは、驚くほど少ないように思う。
木曽にも行ったことがあるが、義仲がここにいたと証明するものには出会えなかった。
手拭いを買うことで、思い出とするしかなかったのだ。
今回の歴史館の企画展は、そんな数少ない遺物に出会えるいいチャンスとなった。

義仲の手紙

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