「日本書紀」では、神武天皇の東征で「金鵄」が活躍する。
これが「古事記」では、「八咫烏(やたがらす)」という鳥になる。
八咫烏は三本足のカラス、サッカー日本チームのエンブレムで有名だ。
古代の人が、どうしてそのようなユニークな鳥を生み出したのかは不可解であるが、
金鵄の方がどことなくカッコいいような・・・。

一つ疑問がある。
なぜワシやタカではなく、トビだったのか?
「トンビがタカを産む」ではないが、
トビは猛禽類の中では、一段下のランクに位置づけされている気がする。

トビは屍肉を喰らう。
そのせいかはわからないが、人里によく出没する。
長野市街地ではもう見られなくなったが、上田市の街なかでは今でも時々目にする。
ピーヒョロロローーーという鳴き声もよく目立つ(耳立つ?)
そんなこんなで、親しみがあった鳥なのかもしれない。

なんでこんなことをツラツラと思ってしまったかというと、
近所の学校で催されている文化祭のどよめきが聞こえてきたのだが、
その文化祭の名称が「金鵄祭」であったからだ。



この学校の卒業生に、現消費者庁長官がいる。
どうしてそんなことを知っているかというと、
日本経済新聞の書評欄で紹介されていたからである。
推しの本は・・・。
「正法眼蔵」「時間の比較社会学」「想像の共同体」
(それってどれくらい難しい本なんでしょうか?恐れ入りました。)
「ナルニア国物語」シリーズ、「1Q84」
(これなら私でもなんとか読めそうだ。)


今は高校生の彼らも、いずれは社会の屋台骨を支える人になるのだろう。
大空を滑空する金鵄になってほしい。

< 2024年07>
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