2024/07/15
何年か前、春風亭一之輔師匠の落語会でのこと、
師匠の目の前、一番前の特等席が一席空席となっていた。
当然ながら師匠は気になって、空席の隣の女性に質問した。
その女性曰く
娘と来る予定であったが、娘が急に産気づいて来られなくなった、とのこと。
師匠が出産に立ち会わなくていいのかときくと、
楽しみにしていたのだから、是非落語に行ってくれと、娘から言われたので、
落語の方に来た、というのだ。
師匠はこれにいたく感激したらしい。
この話を全国で吹聴しまくったということを、
一年後の落語会で枕として使っていた。
そうなのだ、一之輔師匠の落語は、
孫の誕生をすっぽかしてでも聞きたいのだ。
(いずれ孫には恨まれるとは思うが・・・。)
この春から夏にかけて、春風亭一之輔師匠の落語を2度も楽しんだ。
師匠の落語は、大仰な身振り、百面相ともいえる多彩な顔の表情、
ときに強硬すぎる発言など、楽しみは豊富だ。
先日、長野芸術館での落語では、
小学生の要望に応えて、アレンジした「初天神」を披露した。
あれ?
釣瓶師匠と出演した、NHKの某番組でも「初天神」やらなかったっけ?
小学生がいるにもかかわらず、花魁が登場する「お見立て」という落語もあった。
小学生には話の筋が今ひとつわからなかったかもしれない。
でも、小さいときから名人の芸に触れるというのは、貴重な体験だと思う。
(話の筋がわかるようでも困るのだが・・・。)
当日は、暑くて、湿気もある日であったのだが、
それこそ春風のような面持ちで、帰路につけたのであった。

師匠の目の前、一番前の特等席が一席空席となっていた。
当然ながら師匠は気になって、空席の隣の女性に質問した。
その女性曰く
娘と来る予定であったが、娘が急に産気づいて来られなくなった、とのこと。
師匠が出産に立ち会わなくていいのかときくと、
楽しみにしていたのだから、是非落語に行ってくれと、娘から言われたので、
落語の方に来た、というのだ。
師匠はこれにいたく感激したらしい。
この話を全国で吹聴しまくったということを、
一年後の落語会で枕として使っていた。
そうなのだ、一之輔師匠の落語は、
孫の誕生をすっぽかしてでも聞きたいのだ。
(いずれ孫には恨まれるとは思うが・・・。)
この春から夏にかけて、春風亭一之輔師匠の落語を2度も楽しんだ。
師匠の落語は、大仰な身振り、百面相ともいえる多彩な顔の表情、
ときに強硬すぎる発言など、楽しみは豊富だ。
先日、長野芸術館での落語では、
小学生の要望に応えて、アレンジした「初天神」を披露した。
あれ?
釣瓶師匠と出演した、NHKの某番組でも「初天神」やらなかったっけ?
小学生がいるにもかかわらず、花魁が登場する「お見立て」という落語もあった。
小学生には話の筋が今ひとつわからなかったかもしれない。
でも、小さいときから名人の芸に触れるというのは、貴重な体験だと思う。
(話の筋がわかるようでも困るのだが・・・。)
当日は、暑くて、湿気もある日であったのだが、
それこそ春風のような面持ちで、帰路につけたのであった。