パリオリンピックで印象的な涙を二つ見た。
一つは柔道の阿部詩選手のもの。
もう一つは水泳の池江璃花子選手のものだ。
とりわけ池江選手のは、大病を克服してのチャレンジであっただけに、
身につまされた。
勝敗は兵家の常とはいうものの・・・。
「また次がんばれ。」などと気休めを言ってみたところでせんないことだ。
彼女たちだけでなく、敗者には、
負けたことと、どう折り合いをつけるのか、
そんな心の整理作業が待っている。

こんな問題がある。
「今年の甲子園の出場校は49校、
優勝が決まるまで、最低なん試合必要か?」
答えはいたってシンプル、48試合だ。
負けチームが48校でるからだ。
この問題を各都道府県の予選会まで広げると、
負けチームの数は飛躍的に増える。
いったい何が言いたいかというと、
世の中、圧倒的に負け組が多いと思われるということだ。
レスリングで無敵の強さを誇った吉田沙保里さん、
彼女が君臨したことで、
どれだけ多くの挑戦者が涙をのんだことか。

スポーツ競技だけでなく、実社会でも優劣はつきものだ。
「公平に」「平等に」と言ってみたってどうしようもない。
程度の差はあれ、おそらく「負ける」ということは、
だれもが経験しているはずだ。
負けてしまった自分をどう処していったらいいのか、
だれしも悩むのではないか。
悔し涙を人生の糧にかえる、
そんなことの手ほどきができる先達がいれば、話を聞いてみたい。




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